ホーチミン市のビンチュウ能力開発センターで9月12日・13日の2日間、日本のNPO法人「DNOW(歯科ネットワーク岡山から世界へ)」による歯科検診・治療ボランティアが行われた。
同NPOのホーチミン市での活動は今回で8回目。設立について、同NPO理事長の中條新次郎さんは「私が以前参加していた歯科医師ボランティア組織では『子どもたちの虫歯を何本抜いたか?』というのが活動の成果ポイントだった。
短期間で治療するためにはしかるべき措置だったが、歯を抜かれた痛みで泣く子どもたちを見るより、自分の歯科専門技術で長期的に虫歯や歯周病の予防を行うことで子どもたちに笑顔になってほしいと願い、この組織を結成した」と話す。
今回の来越では、200人近くの恵まれない子どもたちを検診・治療した。子どもたちの歯の状態を写真撮影し、どれくらい良くなったか、予防の効果は出ているかなどを記録したり、親や教師など世話をする人たちへ予防歯科の啓発をしたりするなど地道な活動を行ったという。
同NPO事務局長の三木由貴さんは「訪問時に子どもたちが笑顔で駆け寄ってくる姿を見ると、活動の成果を感じる」と笑顔を見せる。同活動を通じて、子どもたちや施設の大人たちも少しずつではあるが予防歯科への意識が高まってきているという。「今後も継続して活動することで子供たちの笑顔を増やしたい」と意欲を見せる。
来年1月にはフィリピンのマニラ市でも活動(3回目)を行う予定。ホーチミン市での次回活動は3月を予定している。
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